
「イラスト専門学校に通ったり美大にいったりするお金も時間もないけど、現状の画力をなんとかしたい!」と思っている方に向けて、最近増え始めたイラスト添削サービスのメリットを紹介する記事です。
私自身、同人活動をしていますが、画力のなさに現在進行形で苦しみまくっていて、似たような悩みを抱えている方も少なく無いと思いましたのでまとめようと思った次第です。
オススメのイラスト添削サービスの比較のみのまとめ記事も書きましたので、参考にどうぞ。
前置き:イラスト添削のこれまで
少し前の頃の話になります。
私が高校生くらいに進路選択を悩んでいた2006年位のことです。
その当時、イラストを誰かに指導してもらいたい!と思ったら、
・年100万円の学費を払って漫画アニメイラスト系の専門学校に行く
・自分より画力の高い友人に赤ペンを頼む
くらいの手段しか考えられませんでした。
昔からある、絵を習うところといえばデッサン教室や美術予備校。
たしかに素晴らしいのですが、描きたいものが萌え絵となると、続けるモチベーションが難しいという難点があります。
デッサン教室などの「絵画」を教えるところは、「あんな風な萌え絵を描きたい!」という段階から、「絵を描くことにまつわることならなんでもたのしい!」段階へ移行してから通うのがお勧めと思います。
なぜなら、萌え絵を出力したい状態で通っても、そこで教われることは「直接的には萌え絵には直結してこない」からです。
「教わったこの技術はこう活かせるな」と自分の中で変換できるようになるには有る程度熟達してからでないと、難しい。
私もまだ、絵に関してはその域に達せていません。
いずれ「絵にまつわること全てが好き」な状態になると思いますので、またその時に受講したら、とても活用できるだろうなと思っています。
もう一つ、漫画絵系の専門学校。
こちらは、ネット上でも賛否両論あるのは多くの方がご存知かと思います。
高い学費を払ったけれど画力向上には繋がらず、遊び呆けてしまったという話も聞きます。
かたや、専門学校で学んだ知識が生きているとおっしゃる方もいらっしゃる。
いわば、「どう活用するかが賭けな部分がある割に、投資額が大きい」選択肢と言えます。
しかし、皆が皆、イラストのプロになりたいわけでもないですし、どのくらいの比重で取り組むかはその人次第なわけです。
加えて、現時点でどのくらいの画力があるのかも千差万別です。
そのために100万円を投資するか…と言われると正直出せる人は限られてしまいますよね。
最後の、画力の高い友人に頼む方法。
これはまず友人を作るというハードルがありますし、仮に友人となったとしても、画力に極端に開きがあるとどうしても関係性に上下ができてしまいがちです。
また、本人の画力が高くとも、教えるのが好きでなければ赤ペンを請われることは負担でしかありません。
頼む側も、無料で頼み続けるのはばつが悪いでしょう。
実は当時でも、本当に人の形すら描いたことがない始めたての初心者人向けには、書籍も講座も充実していました。
「初心者向け本」は今もなお発行され続けていますし、多くのイラスト通信講座は「全くの初学者」を対象としていることが多いです。
しかし、「少しはキャラ絵のようなものがかけるけど、イマイチ成長に壁を感じる」レベルの人たちに対する講座はなかなか開発されてきませんでした。
絵板や絵茶で修行していたら上手くなっていった、という言説はよく目にするところですが、これで上手くなるのはおそらく『描けない!うまくいかない絵がビシッと決まる25の裏ワザ』で言うところの「イメージ型」の方でしょう。
「描けない!」本によれば、イメージ型というのは「とにかく描けば描くだけ上手くなるタイプ」。
私は真逆の「頭で絵を考えないと描けないタイプ」だったので「とにかく描きまくれ!」というアドバイスではどうしていいものやら途方にくれておりました。
オンラインイラスト添削サービスの登場
ところが最近、イラスト添削のオンラインサービスが充実してきて、状況が変わりました。
課題をこなしつつも直接添削を入れてもらえるため、講座や本と違って本当に痒いところに手が届くんですよね。
しかも、これらのサービス、上記に挙げた既存の選択肢に比べると驚くほど安い。
専門学校は年間100万円、デッサン教室は月一万円くらいからですが、オンラインイラスト添削サービスは約5000円程度からです。
5000円から簡単に、自宅で、好きな時に弟子入りが可能というこのすごさ。
さらに、オンラインでワンコインからスキルをやり取りするサービス「ココナラ」では、イラスト添削サービスは1000円くらいで出品されており、
こちらを利用するとさらに安価にイラスト添削を受けることができます。
お金も時間もないならオンラインのイラスト添削サービスが一番
以上のことから、「イラスト専門学校や講座に通うだけのお金がない」「デッサン教室に通う時間がない」といった制約がある場合、
時間的や場所に縛られないオンラインイラスト添削サービスが最適であるということが分かるかと思います。
安価な受講費は使えるお金が限られている小中学生がお年玉などで受講することを可能にしますし、
自宅PCが使えればどこでも学習ができる仕組みは帰宅の遅い社会人お絵描きさんでも添削が受けられるようになります。
イラスト添削サービスのメリット・デメリット
イラスト添削サービスのメリットですが、通り一遍の講座や書籍で学ぶことに頭打ち感があるな…と思った場合、驚くほど効果を発揮します。
なにより自分の絵に向けて直接的確なアドバイスが返ってくるので、闇雲に努力するより課題点がはっきりしやすいです。
逆にデメリットですが、イラストを描き始めたばかりでまだ何をどうしていいかわからない状態ですと、効果は薄れます。
添削自体を受けることは可能ですが、講師に対して質問を飛ばしてこそ添削は活きてくる部分がありますので、右も左も分からず添削だけ受ける状態だといろいろと勿体無いです。
添削サービスの利用が活きてくるのは、「ある程度キャラクターは描けるけど、これ以上うまくなるにはどうしたらいいのか自分では答えに行き詰った人」です。
私のように、変な手癖が付いてしまって、自分の絵が変なことは分かるんだけど、どう直したらいいかわからないという人にもオススメ。
「いつもこういう風になってしまうんだけど、自分の意図した表現に見えるようにするにはどう直したらいいでしょうか?」という質問にも答えてもらえます。
最後に、冒頭でもリンクしましたが、実際のイラスト添削サービスのまとめ記事です。
実際に利用してみた感想や添削画像サンプルもありますので、こちらもあわせてどうぞ。
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