【正直】創作活動をやめたくなる瞬間5つとその対策まとめ【辛い】

メンタル・働き方/創作活動・同人活動///
創作活動をやめたくなるとき
イラスト・漫画・小説などにかぎらず創作活動をしていると、ふとした瞬間に魔が差したように筆を折りたくなることがあるかと思います。 今は乗り越えたという場合でも、過去に身に覚えのある創作者の方はかなり多いのではないでしょうか。 個人的に、創作をやめたくなる瞬間と、その対策をまとめてみました。

燃え尽き症候群

燃え尽き症候群はある目標を達成した時に起きやすいです。 たとえば、同人活動などであれば「本を完成させた」「入稿した」「作品を仕上げた」…その後が一番危険です。 もちろん達成感や充足感に満ちていればベストですが、ネガティブ回路に入りやすいタイプの創作者は、 完成直後に「やっと終わった」「もうやりたくない」という比重が重くなる傾向にあります。 (私もです) さらに、「完成させたけどここが悪い」「こんなレベルで完成としてもよかったのか」など堂々巡りに入ったり、 やりたいと思っている次の作品になかなか手を付ける気が起きなくなることも。 本を作ったあとのほか、同人イベントに出終えたあとにも起きたことがあります。 [adrotate banner=”6″]  

反応が貰えない

昨今ではアマチュアでも高クオリティなものがたくさん無料で見られるようになったことと、 SNSの普及により、個人がサイトを運営していた頃よりコメントがもらいにくいご時世になりました。 また、もとより他人から「反応をもらいにくいタイプ」の人はいます。 (こんな記事を書いている私自身、その傾向が強いです) ただ、いかに創作活動が「つくりたいという内発的動機」で行うものであっても、 他者に公開する以上、全く反応がゼロという状況が続くと、 「なんでこんな無駄なことをしているんだろう」「いったい誰に向かって自分は物をつくっているんだろう」という鬱々ループに入ります。 鑑賞者側からは手軽なSNSのお気に入りボタンや評価点では、やはり限界があります。 (もちろんコメントしてほしくないというタイプの創作者さんもいますが) この症状の別種としては、「明らかにテキトー・お世辞な感想をもらう」というのもあります。 「無理してる感」というのはなんとなく相手に伝わるもので、逆にそういうコメントをもらうと「ああ、無理させるほどつまんなかったのかな」と凹むこと間違いなし… 知り合いからの反応がそれだと、相手を信頼していた分、相乗効果でダメージ喰らいます。つらい。 実際には見ていないのに「面白かったよ!」とかコメントするのも、わりとバレます。

頼んでもいないのに添削・批判された

これはわりと人との交流が多い人が遭遇する場面ではないかと思います。 どこの界隈にも「何か一言言わないと気がすまない人」というのは居るもので… 頼んでもいないのに訳知り顔で「こうした方がいいよ」「あんたの作品はここがダメ」とか言い出された日には開いた口が塞がりませんよね。 もちろん、気心の知れた友人であれば添削や厳しめの一言であっても「そっかー」と受け入れられたりすることもありますが、 「頼んでも居ないのに!」と感じる場合、多くは「それを言われたくない・あるいは言われるほど仲良くないと思っている相手」から言われた時かと思います。

自分の作っているもの・実力に嫌気が差した

これも、創作者が陥りやすい大きな悩みで、解決が難しいものの一つでしょう。 陥る理由も「なんとなく」から「画力・筆力・魅力がない(と自分で感じる)から」などなど、様々あります。 『絵はすぐに上手くならない』の「感覚・感性を磨く(P120~)」という項目では、自分の自信のなさやセンスにがっかりする人の心理とその対策について述べているので、 気になる方はぜひ読んでみてください。

対策1 寝る

げんなりしているだけであれば、まずは創作をちょっとお休みして、時間が許す限り寝てみるとだいぶ回復したりします。 軽症なら、創作に打ち込むために減らしていた睡眠を確保するだけでも「またやろうかな…」という気持ちが復帰することも多いです。 とりあえず対策が思い浮かばない場合は、寝てみるのがおすすめです。 それでも気力が帰ってこなかったら、次の対策へ。

対策2 湯船に浸かる

案外あなどれないのがこの方法。 シャワーでは効果が薄いので、きっちり湯船に浸かるのをおすすめします。 近くに温泉施設がある人はそういうところで羽を伸ばすのもアリです。 特に、インドア系の創作活動を趣味にしている場合は血行や自立神経のバランスが悪くなりがちなので、 湯船で身体全体ごと暖めると、滅入っていた思考が回復します。

対策3 とにかくいろんな作品を鑑賞する

燃え尽き症候群などに有効な方法です。 漫画・小説・アニメ・映画、なんでも良いですが、普段あまり見ない物やジャンルであると息抜きとしてはより適しています。 …というのも、普段から自分が創作を行っているものと近いものだと、不本意ながら創作の手を止めている時に見ても、 「あーあ、自分こんなの作れないしな…」「好きだけど…自分は到底辿りつけないだろうな―」と余計なことを考えてしまってあまり楽しめない場合もあるので… ですので、普段萌え系アニメばっかり!とかオタク向けゲームばっかり!とかマイナー路線が好き!みたいな人であれば、 息抜きに見るものは「古典作品」とか「超流行ったテレビドラマ」とかにしておくと、 比較的脳みそを空っぽにして楽しむことができます。

対策4 「創作論」の本を読む

対策3「とにかくいろんな作品を鑑賞する」にも通じる対策。 過去の創作者たちがまとめているいわゆる「創作論」の本は巷にたくさんありますが、 一度創作の手を止めて、これらの書籍を読んでみるのもおすすめです。 特に、小説系や映像系であれば、古今東西の「創作者エッセイ」本も結構充実していますので、 直接やる気につながらなくても、心の支えとなる効果は期待できます。 「あの偉大な創作者も、こんな風に悩んでいたのか」ということを実感できるだけでも、 悩んでいるのは自分だけでないとわかり、ちょっと落ち着いたりするものです。 最近では、ブログやTwitterなどで創作論をまとめている作家さんも増えましたので、 本読むのはかったるいわーという方は「創作論」などで検索してみてください。 例を挙げると、イラストなど絵関係全般であれば『絵はすぐに上手くならない』。 漫画系なら『「孤独」が人を育てる 小池一夫 名言集』『荒木飛呂彦の漫画術』など。 小説系なら「ライトノベル作法研究所」内の解説ページ・お悩み相談コーナーがオススメ。 [blogcard url=”http://www.raitonoveru.jp/index.htm″] あとは変わり種ですが、文豪のエッセイとかを読むのもなかなか参考になります。 私は坂口安吾の『堕落論』とかをたまに読んでいます。

まとめ

「もう創作活動やりたくない」と思う瞬間は、ジャンルに関わらず創作者ならば誰にでも起きうる現象です。 時には上に書いたような対策では心が浮上しきれない時もあるかもしれません。 自分なりの浮上方法を見つけられると最強ですが、それも毎回通用するとも限りません。 創作をやっている人間にとって、これは生きることと切っても切れない関係にあるわけですし、 そもそもそう簡単に捨てられたら苦労しません。 ぬけ出すのには毎回私も一苦労です。 ですが、心のどこかで「やめたくない」と思っている限り、きっと必ず解決の糸口は見つけられるはずです。 本記事が、思考の参考になれば幸いです。 ◆こちらもあわせてどうぞ 「同人原稿が進まない」を解消する!1日2~3枚だけ作業するという選択 創作者が萌え製造機扱いにつらくなる理由と原因について考えてみた 少部数かつ安く同人誌を印刷したい場合のおすすめ印刷所まとめ 同人誌の自家通販おすすめ発送方法まとめ 超大手ジャンルが地雷だった場合の身も蓋もない回避法 オンラインイラスト添削サービスのススメ-お金も時間もないけどイラストを上達させたい人へ