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同一レイアウトの適用を容易にするマスターページ機能により、長くなりがちなページを整えたり、
イラスト・漫画・小説が混在する本のページ管理がしやすい「Adobe InDesign(インデザイン、通称インデザ)」。
元々はプロ向けの冊子編集ソフトですが、同人誌用としてももちろん使えます。
冊子編集ソフトとして作られている分、一般のペイントツールやテキスト編集ソフトに比べ、ページやレイアウトの管理がしやすいのが魅力ですが、
機能が多いため慣れないとどう扱っていいか困惑してしまう部分もあります。
そこで今回は、先日InDesignで漫画・小説混在本を作った経験から、同人誌を制作するという使い方のときに使えるコツについてまとめてみました。
マスターコレクションやCC(Creative Cloud)でIndesignは持っているけど、プロ用途以外ではどういう使い方ができるのかよくわかっていない方の参考になれば幸いです。
制作の環境
・InDesignCS5 ・漫画はCLIPSTUDIOPAINT EXで制作、画像として書き出す ・小説はiPhoneで書き、メモ帳・wordからInDesignにコピー・貼り付けコツ1:小説・漫画・奥付など、ページの種類ごとにマスターページを作成する
InDesignのマスターページ機能はフル活用しましょう。 小説・漫画・奥付など、ページの種類ごとにマスターページを作成します。 マスターページ機能って何?という人のために説明をしますと、 これによって、漫画・小説部分ごとにノンブル(ページ番号)の位置を変えることや、小説部分にだけ上部にサブタイトルを簡単に記述する事ができるようになります。 例えば、漫画ページは隠しノンブル(糊付けされる側にページ番号を入れて見えにくくすること)にするなどといった使い方ができるわけですね。 見た目が整いやすくなるので、画力の高低に関わらず、読む人に優しい本を作ることができます。 マスターページを絵と文で分けておく方法は、小説本で挿絵の部分だけノンブル(ページ番号)を絵に被らないようにしたりとかにも活用できます。コツ2:他のソフトで描いた漫画を配置する方法
InDesignに他のソフトで描いた漫画を配置する方法は以下の2つがあります。 ・PSDで1ファイルずつ漫画を配置する PSD書き出しした漫画を、1つずつ読み込んで各ページに貼り付ける方法。 やり方は「ファイル」→「配置」で該当ファイルを選んで配置し、サイズを調整していくだけ。 ただし手動なので、ページ数が多いと大変手間がかかるのが難点。 反面、1ページずつ見栄えの確認ができるため、ミスは少ない。 小説ページや奥付などを先に完成させている場合は、この手法にしないとかえって大変です。 ・PDF複数ページ読み込み機能を使う 新規ページが追加作成されるので先に小説ページを完成させている時には不向き。 PDF複数ページ読み込み機能のやり方は、以下のとおりです。漫画ページを作ってからPDF書き出し
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ウインドウ
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ユーティリティ
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スクリプト「Samples」
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「Javascript」の中にある「PlaceMultipagePDF」で読み込む
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配置完了