就活が合わない人は新卒就職という市場と合致していないだけなのでは?

メンタル・働き方1

この記事の最終更新日は【2016年3月24日】です。

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就活市場
ウェブで話題になっていた『マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』を読んでいたところ、 結婚マッチングサイトで200連敗をした低収入の男性の例が出ていました。 著者によると、彼は収入こそ低いものの、性格もよく、顔もイケメンと呼ばれる部類に入るということで、 「つまりは市場選びを失敗している。こういうことに陥らないためにもマーケット感覚は重要である」 という風に、本ではまとめられています。 これを見ていて、私はこの構図がとあるものとよく似ている、と思いました。 それは、就活という儀式がどうしても合わない、あるいはやってみたけど採用に至らないという場合、 「就職活動をして企業に採用される」という市場に合致していないだけなのではないか?ということに非常に似ていると感じたのです。 というのも、私自身、就職活動のために大学で行われる最初のオリエンテーションを数回受けてみましたが、そのあまりの胡散臭さについていけず、 ドロップアウトしてしまったという経緯があるからです。 しかも、当時は「自分は大学院に行くから関係ないんだ」と胸を張って就職活動に背を向けていたものの、 結局入った大学院はいろいろあって中退という道を選ぶことになり、 その時は、就職活動→入社という普通のルートを行った過去の同級生たちがひどく羨ましく思えたものです。 ですが、その後大学新卒→就職以外の生き方をしていて、かつ楽しそうに人生を送る人たちと出会ったことで、 「単に自分は就活からの就職という市場に合致していなかったから、うまくいかなかっただけなのではないか?」 と思い直すようになりました。 ということもあり、ふと読んでいた『マーケット感覚を身につけよう』の婚活市場の事例紹介で似たような物を感じた、というわけです。 大学という場にいると、つい就職活動を行って正社員として働く道だけが正道であり、 生きるすべだと思いがちですが、現実はもっともっと多様なのだと最近では思います。 (それも、大学という場を出てから気づいたのですが) 正社員であっても、生きて行くのが厳しいと言われる現代。 どうせ生きづらい性質を持ち合わせているのなら、せめて一番息のしやすいルートを模索することは、 「なんとなく」で市場に適応できてしまった人以上に求められているのではないでしょうか。