自立支援医療受給者証申し込みの際に必要なものと使い方まとめ

メンタル・働き方
自立支援医療受給者証申請方法
特定の疾患・障害で通院を続けている人向けに、医療費を軽減する「自立支援医療制度」。 先日、実際に申請~使用までの流れを一通り経験したので、申し込む際の必要なものと受給者証の使い方をまとめました。

自立支援医療制度とは?

自立支援医療制度とは、国が提供している、特定の疾患や障害で長期間通院している人向けの医療費軽減制度です。 詳しくは、厚生労働省のHPのちゃんとした説明文をみていただくとして、ここでは私が利用している自立支援医療(精神通院医療)についてさっくりと引用するに留めます。
・自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。 ・精神通院医療は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第5条に規定する統合失調症、精神作用物質による急性中毒、その他の精神疾患(てんかんを含む。)を有する者で、通院による精神医療を継続的に要する病状にある者に対し、その通院医療に係る自立支援医療費の支給を行うものです。 (厚生労働省ホームページより)
該当する疾患・障害の中には発達障害も含まれています。 見た感じ、精神科系の受診内容はほとんど含まれてそうな…? 私の場合は、通院している病院がそこそこ遠く、お金もあんまり…と言っていたこともあり、 医師から「申請しましょう。診断書代だけはかかりますが、おすすめしときます」と言われたので申請することになりました。 自分から言い出さないと何も言われない場合もあるらしいので、条件を満たしてることがはっきりわかる場合は申請したほうが圧倒的にいいです。

自立支援医療受給者証の申請に必要なもの

自立支援医療受給者証の申請には、以下のものが必要です。 ・通院している病院と薬局の住所 ・加入している保険の名前と情報(番号とか、他に加入してる家族および続柄)≒いつも使用している保険証 ・診断書(病院により異なるがおよそ数千円、なにがあっても割り引かれない。場合によって更新のたび必要になる(?) これらの情報を、お住いの役場で貰える申請書に記入して、申請完了です。 私の場合は区役所で申請書を貰ったその場で書き、その場で申請手続きをしてもらう形でした。 情報がない場合は持ち帰って記入が許されるのかはわかりませんが、できれば予め上記すべてを揃えてから窓口に行ったほうがいいかと思います。 (多くの場合、住所については診察券や領収書に記載されています) また、注意しておいたほうがいいのは、途中で病院を転院している場合、「いまの病名・障害名」で「最初にかかった病院および日付」のデータが必要になるということ。 同じところでずっと受診している場合はカルテが残っているので問題ないかと思いますが、別の病院かつ情報古いものになると消えてる…ということもあるらしいので、気になった場合は現在通院している病院&お住いの申請窓口に一度相談したほうが良いです。 日中働いている人の場合、役所が受付終了時間が早いのにも注意!(うちのとこは16時まででした)

自立支援医療受給者証を申請してから届くまでの期間

申請を行ってから届くまでの期間ですが、6/26に申し込んで7/27に届きました。 申請した際の窓口の方から、だいたい1ヶ月と言われていたのでおおむねあっています。 病院によっては、申請をした段階でみなし受給者(?)ということで申込書を見せると差し引かれた後の金額で受診出来る場合がありますので、確認をおすすめします。 審査に落ちることはあまりないらしいですが、↑の申込書で負担軽減されていた人が審査×になったときってどうなるのかちょっと気になるところではあります。 ちなみに、自立支援医療受給者証は私のところでは水色の折りたたまれたお薬手帳くらいのサイズの冊子型でした。 ぎりぎり長財布タイプで中に入れて持ち歩ける感じでしたが、むき出しで持ち歩くとちょっと不安感がありますので、 気になる人はファイルに入れたり、ケースを用意したほうがいいかも。 [adrotate banner=”6″]  

自立支援医療制度でどれくらい医療費が軽減されるのか

自立支援医療制度の審査に通ると、医療費の負担が3割負担から1割負担になります。 3割から1割ってどれくらい?と思われる方もいると思うので実例を挙げますと、 ・診察1000円→400円 くらいまで減りました。

一部適用対象外の薬もある

自立支援医療受給者証を出せばとにかくすごい安くなる…のはいいのですが、 一部対象外の薬もあります。 病院で処方される薬にはそれぞれ「この病気向けの薬」という指定があり、基本的にはこれに添って処方されています。 医師の裁量によって受診している病名を含まない薬を症状によっては処方してもらえることがありますが、 このタイプの薬が、自立支援医療受給者証を提示しても、1割負担にならないものになります。(=つまり元の3割のお値段請求) 私の場合ですと、受診している内容は「発達障害」ですが、処方されている中に「加味逍遙散」という漢方があり、 この漢方薬はもともと「婦人病」系のものであるため、適用外になると医師からお達しが。 つまり、ただ「なんでも安くなる!」という制度ではないので、あくまで「自身の受診している疾病・障害名」に関連する医療費の負担が軽減されるものと考えておいたほうがいい、ということです。 とはいえ、余計な出費を控えられる点ではかなりありがたい制度。 とくに私も受診をしている発達障害系の人間は一生涯直らない特性であるにも関わらず正社員でなかったり、職がなかったりと金銭的に厳しい人も多いという統計も出ているそうですので。

自立支援医療受給者証の使い方

受給者証が届いたら、次回以降の受診の際には提示しましょう。 使い方は、受付で診察券・保険証を出すタイミングで一緒に預ける感じでOKです。 (特別に病院でタイミング指定がある場合はそちらに従ってください) 薬局の場合は、薬の処方箋・お薬手帳と一緒に提出してください。 どちらも、会計の際に返却してもらえます。 ◆生活関連記事 こちらも併せてどうぞ メンタル系の薬が合わなくて起きた個人的な症状まとめ 20代もかかる帯状疱疹-原因や痛み・うつるかについて 『その痛みやモヤモヤは 「気象病」が原因だった』低気圧による症状に効く一冊 マヌカハニーがアレルギー症状に超絶効くので騙されたと思って試してみて欲しい件