大人の発達障害者が就労移行支援事業者へ行きたくない時の対策法

就労継続支援事業所通うの辛い

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成人発達障害者とわかり、医師などに薦められて就労移行支援事業所に通い始めた…という人も少なくないと思います。
筆者もそのなかの1人ですが、ここは良いかも?と思う事業所を見つけ、
いざ通い始めたものの、とても辛くなってしまい、一度挫折しかけました。

実際、就労移行支援事業所に通いだしたはいいものの、
このまま続けられるのか不安に思っていたり、
辛くなってしまっている人は意外と多いのではないでしょうか?

というのも、休学や休職、無職等で長いこと自宅で療養していたりすると、生活リズムが崩れる事が多いですし、
なにより家族以外とあまり接触することがなくなってしまいがちです。
そこからいきなり社会的な場である施設に毎日のように通うわけなので、当然辛くもなります。

ただ、そこで「やっぱり無理なのかな…」とすぐに100%諦めることを考えなくても良いんじゃないかな?というのが今回のまとめの趣旨です。

私自身、通い始めて1ヶ月~2ヶ月目くらいがとてもしんどい時期でした。

施設自体は特筆するほど悪いところでもなく、むしろいろいろと勉強できてよかったのですが、
ひとえに慣れないことをしていて、物理的に疲れていたせいか、なぜだか無性に焦っていました。

「自分はうまくやれないみたいだし…辞めようかな…」と思ったこともあります。
ですが、通所も3ヶ月目に入ると少し余裕が出てきたのか、メンタル・身体の面で若干辛さが和らいだんですよね。
(9月追記:半年経ったらリズムが定着し、そこからさらに楽に通えるようになりました)

ですから、どうか結果を焦らずに自分を見守って欲しいと思います。

今回は、そんな一番辛い時期であろう「通所開始から1ヶ月目~2ヶ月目」を重点に、
成人発達障害者が就労移行支援事業所へ通っていて辛くなってしまう理由や、それに対する考え方(対処法)を備忘録的に記しておくことにします。

就労移行支援事業所に通っている当事者の方の心構え的な面で、参考になれば幸いです。

毎日通えない!通所日に休んでしまう!遅刻してしまう!

発達障害の人には鬱などの二次障害も多いと言います。
そういう、体調が万全じゃないからこそ就労移行支援事業所に通い、
「訓練している」のだということを忘れないようにしたいものです。

向き不向きを見極めるのも訓練のうち。休んでしまったり遅刻してしまった日は、そう考えましょう。

失敗してもいい&休んでも良いんです。

特に、通所はし始めて1ヶ月~2ヶ月目の最初の時期は身体も心も慣れていないので、
常に緊張状態にある=無理をしていると思っていてもいいくらいです。

はじめは多少甘めに休むくらいでいいと職員の方も言っていました。まずはスモールステップからが大事です。

就労移行支援事業所では、多くのところで通う日数や時間を調整してくれるはずです。

どうしても行けない日が多くなってしまったり、
朝起きれなくて遅刻が多いようなら、
慣れるまで「これなら調子が悪くてもかならずこなせる」くらいまで日数や時間を減らしてみましょう。

ハードルを高く設定して「できない」が続くより、
低めに設定して「できる」を繰り返すことで、
達成感が持てて体力も無理せず回復するので、一石二鳥ですよ。

朝起きて行くのが辛い

私もそうですが、夜更かしの習慣を変えるのは大変です。
夜はなぜだかやりたいことがたくさん湧いてくるんですよね。
結果、昼夜逆転生活になりがちです。

また、特に発達障害者は睡眠サイクルが定型発達者に比べ乱れやすいという特徴もあるそうです。
だったらなおのこと、朝きっちりと起きるのは大変です。

朝起きて昼間に活動するといういくら身体に良いことでも、
長年崩れた生活スタイルをしているとそこから生活サイクルを戻すのは想像以上に時間がかかります。

筆者も通い始めてから3ヶ月目になっても、まだヒイヒイ言いながら過ごしてます。

また、人によっては朝型生活がそもそも体質的に向いていない場合もあるでしょう。
大多数の人に適応出来ないからと言って嘆くのではなく、
適応できないなら出来ないと割り切って方策を考えたほうが良い
かも。

睡眠障害や発達障害は現代社会の性質によって生まれたもので、
人間古来の生活に近い要素(自然の中で過ごすなど)を取り入れれば軽減されると言う研究結果もあるそうです。
(つまり、脳の異常でもなんでもなく現代の多数派のライフスタイルとは適性が違うだけという考え方)

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。新しい視点が得られると思います。

人がいると落ち着かないから行くのが辛い

以前まとめた「成人発達障害者が就労移行支援事業所に通ってわかったメリットとデメリットなど」でも書きましたが、
就労移行支援事業所に通っている他の利用者もなんらかの障害の持ち主であることから、
自分にとって苦手な特徴を持つ人がいる可能性が一般の公共の場面に比べて高いです。

とりわけ、発達障害に加えてHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly sensitive person)と呼ばれる人一倍敏感な性質も持ち合わせている人にとっては厳しいでしょう。

このため、なかなかリラックスして訓練を受けるのが難しく、
通所してそこに居るだけでストレスを貯めてしまう人もいるのではないでしょうか?私もそうです。

人のいるところが落ち着かなかったり、声や空気に過敏になる傾向がある人はそもそも「向いていないことをしている」という自覚が必要になってくると思います。

なので、ざわついた環境が平気な人より用心して休息を取る必要があります。

それはけして怠けではありません。甘えじゃありません。

向き不向きを学習することも訓練のうち…と考えておくと、下手に「なんで自分は耐えられないんだろう…」「やっぱり辞めたほうがいいのかな…」と不必要に自分を責めずに済むので、意識しておくことをおすすめします。

 

辛い時にただ一つだけとにかく頭に置いておいてほしいこと

総括すると、通うのが辛いときって、なんとなく「私はだめかもしれない」と漠然と考えているのが原因なことが多いです。
同時に、「もう辞めるしか道はない」「この社会でやっていく方法なんてなかったんだ」と思考が袋小路に入ってしまっていることも。

これらの元をたどっていくと、「うまくいかない自分で申し訳ない」といった罪悪感や、
「やっぱり自分は(他の人達と違って)何も出来ないんだ」という無力感が潜んでいるんですよね。

また、うまく配慮してくれない周りの人に対して怒りが沸くこともあるでしょう。
私はこっちもありました。

ただ、こういう時の気持ちをもとにその後に影響する行動を決定するのは得策とは言い難いです。
たとえば、もう無理だ!と思って就労移行支援事業所を辞めてしまったり。
(が、物事に相性はありますし、本当に合わない・無理だと思ったのなら辞めてもいいでしょう。以前のまとめでも書きましたが個人的に精神的な余裕が持てないうちは就労移行支援事業所へ通うのはおすすめしません)

できれば、そういう気落ちしている時期は、もうひとりの自分を見守るような気持ちで、寄り添ってあげてほしいなと思います。
発達障害の症状のなかには「感覚過敏」や「疲れやすい」というものがありますが、
あれの「心」版だと思えばしっくり来るのではないでしょうか。

ぶっちゃけた話、定型発達者でも就労にうまくいかずに悩む人は多いわけで、最初からなんでも完璧に出来ているのなら就労移行支援事業所に通わなくても100%な就職ができているはずです。
なので、出来ない自分や、うまく自分を大事に扱ってくれない周りを過剰に責める必要はありません。

だからといって「責めるのがいけない!」というわけではないです。
辛い!と思った時にとにかく頭に置いておいてほしい1つのことというのは、
ただただ「責めてる自分がいるな」ということに気づくこと。

「あ、いま自分で自分を責めてたな」「XXさんに配慮がない!って怒ったけど、私もそれはやめてってちゃんと言ってなかったな」のように、
「もうおしまいだ…」という酷い落ち込みからフッと冷静になれるような思考の転換方法を身につけるのがこの時期を乗り切る重要な対処の仕方です。

で、どうやったらその思考の転換を身につけられるのか…というと、
筆者がやっていた方法としては、こういう思考の転換方法を書いてくれている心理系ブログや本をひたすら読み漁ることでした。

とにかく辛い!という人には「あなたは悪くないよ」というメッセージが書かれたものがおすすめですし、
読んでいて心があたたまるなら心理系に限らず、スピリチュアルな本とかでも全然かまいません。

ただし、ネットのブログについてはお金儲け目的で検索されやすそうなワードをもとに、
下請けで安く使われているライターさんがあまりよく調べずに書いていることもあるので、
きちんと管理人の経験に基づく記事であったり、バックグラウンドが信頼できるサイト(実績のある心理カウンセラーなど)の記事を読んだほうがいいです。

ブログでのおすすめは「ナミうつブログ」さんや「カウンセリングサービス(の中の心理学講座)」さん、ADHD当事者ライター・イラストレーターの望月志乃さんが書かれている「ひびわれたまご」さんなどがあります。
おなじく当事者ライターの宇樹義子さんのブログ「decinormal」さんでは、「【発達障害者の感覚過敏】私の苦手な場所・刺激一覧と対処・環境調整方法」、「雨で体調を崩す人はストレッチ&呼吸で内臓の血流をよくしよう」といった具体的なアプローチ方法の記事もあり、大変参考になります。

また、本のおすすめはたくさんあるのですが、特にこの記事に惹かれる人にマッチしそうなものを以下にリンクしておきますね。
(発達障害と銘打った本もいろいろあさったのですが、これ!というものをまだ見つけられていないので、感覚過敏などが起きている時に応用できそうな、「敏感な人」向けの本をご紹介しています)

◆こんな記事も書いています 併せてどうぞ

成人発達障害者が就労移行支援事業所に通ってわかったメリットとデメリットなど

大人の発達障害でも就労移行支援に通わないほうがいい人の例

メンタル系の薬が合わなくて起きた個人的な症状まとめ

『その痛みやモヤモヤは 「気象病」が原因だった』低気圧による症状に効く一冊

 

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