花粉症・ダニ・ハウスダストなどによって生じる目や鼻のかゆみといったアレルギー症状。
薬でなんとかその場しのぎを図るものの、アレルギー薬は眠くなることも。
マヌカハニーというちょっと高級な蜂蜜が効くというので試した所、これが驚くほど効きました。
実体験を以下にまとめました。
(※効果・効用には個人差があります。また、マヌカハニーは医薬品ではなく食品の一種です。あくまで我が家での一例ですので、必ずしも全ての方に同じ効果があるとは限りません)
「本当に効くの?」健康食品への疑念
前提として、筆者はダニアレルギー持ちです。
以前より、季節の変わり目になるとアレルギーの症状…眼や鼻の痒みに悩まされてきました。
体調が悪い時や花粉の時期は症状が割増しされ、アレルギー薬なしではいられないこともしばしば。
対処方法としては基本的には西洋医学というか医者頼りです。
医者に行き、アレルギー用の薬を貰い、それを飲む。
薬が切れてくると痒くなる…また薬を飲む、の繰り返し。
しかしアレルギー薬は、抗ヒスタミン剤といって眠くなる成分がどうしても含まれています。
幸い私は服用している「アレグラ」で眠気は出なかったのですが、同じくアレルギー持ちの母は、眠気の比較的出にくいこの「アレグラ」でも眠気がすごい出てしまい、
アレルギーで辛いけど薬は飲むと眠くなって仕事に障るので飲めない…という事態に。
そんな頃、母が遠方に住んでいる祖母のところへ行く機会があり、その時にアレルギー症状に悩んでいた所、祖母が私の従兄弟の母(義理の叔母ですね)から勧められたというマヌカハニーを舐めてみてと勧められたそう。
疑いつつもスプーンひとさじを貰って舐めたところ、アレルギー症状が収まったということなのです。
母からその話を聞いた私も最初は半信半疑でした。
というのも、我が家ではあまり健康食品を信用しておらず、症状は医者に行って薬を貰って直す、医者にもあんまり行きたくはない…みたいな感じだったので、
これもあやしげなサプリメントの一種で気の持ちようなんじゃ…?と思っていました。
そう、母が意を決してマヌカハニーを購入するまでは。
マヌカハニーって何?
マヌカハニーとは、ニュージーランドに自生しているマヌカの木から集められた蜂蜜のことを言います。
古くはニュージーランドの先住民が薬として使っていたという話もあります。
ピロリ菌やアトピー、アレルギーに効果がある健康食品として、近年効果が着目されるようになり、ネットなどでの入手も可能になりました。
1つ5000円超の高級蜂蜜が我が家に…
そんなこんなで、祖母のもとでマヌカハニーを試してきた母はすっかりこれを気に入ったらしく、
帰ってくるなり早速注文。
数日後、我が家に1つ5000円以上する超高級蜂蜜(私の感覚では)が到着しました。
折しも、花粉の時期にさしかかり、私もアレルギー症状が悪化していたので、騙されたと思ってマヌカハニーを試してみることにしました。
舐めてみたところ、15分くらいで鼻のかゆみがおさまり、驚きました。
マヌカハニー、舐めてました。(いや実際舐めたんだけど。舐めた違い…)
マヌカハニーがアレルギー症状にもたらした効果
その後も鼻のかゆみがひどい時は使ってみることにし、私もすっかりマヌカハニーの使用者になりました。
使っていてだいたいどんな感じで効いてくるか、効果的な食べ方などがわかってきたので、以下まとめます。
まず、マヌカハニーがアレルギー症状にもたらした効果です。
・鼻のかゆみ、目のかゆみがおさまる
とにかくこれが大きい。
かゆみがおさまる…というよりは、かゆい!!!という症状が気がついたら軽減していた…?と思うような感じです。
アレルギーにありがちな、喉の奥がひりつくようなあの感じも軽減されます。
・薬に比べてすぐに効く
詳しくは後述しますが、「アレグラ」などの薬に比べて比較的早く効いてきます。
ですので、現在進行形でかきむしりたいほどのかゆみに悩まされている人にも最適。
マヌカハニーおすすめの使い方
次に、マヌカハニーのおすすめの使い方です。
私のイチオシ…というか他に方法を知らないのですが、
マヌカハニーの使い方としては「そのまま食べる」のが一番オーソドックスです。
量的には、小さいスプーン小さじ1くらいをビンからそのまますくって舐めるのがベター。
効果が薄い・もっと長持ちさせたい場合は、少々量を増やして舐めるといいです。
その他、蜂蜜ですのでヨーグルトに溶かしたり、ホットケーキに塗って食べるのもできます。
アトピーなどが気になる人は、そのまま薬がわりに塗ることもあるそうです。
(私はまだ試したことはありませんが)
マヌカハニーがアレルギー症状に効いてくるまでの時間
マヌカハニーがアレルギー症状に効いてくるまでの時間ですが、いつもだいたい15分くらいです。
このあたりは、個人差があるかもしれません。
私の場合は、舐め始めたくらいからじわじわすぐに効き始め、15分もしてくるとだいぶかゆみも治まってきます。
愛用の理由はこの即効性にあるといっても過言ではありません。
マヌカハニーの効果が持続する時間
マヌカハニーのアレルギー症状に対する効果が持続する時間は、だいたい半日くらいです。
朝に舐めて夕方くらいになってくると、だんだん効果が薄れてきます。
ですので、朝晩1回ずつくらいをめどに食べると一日中効果を発揮してくれます。
もちろん、ただの蜂蜜ですので、アレルギー薬と併用することも可能です。
薬と併用するとより強力にアレルギーに対して効果がありますよ。
マヌカハニーの等級の違いについて
マヌカハニーにはその効果に応じて等級が存在します。
一般的にはUMFあるいはMGOという表記で、後ろに数字が書かれているものが等級を表していて、
数字が大きければ大きいほど、活性度が高い=高い効果が望めるということになっています。
UMFは二桁、MGOは三桁で書かれています。
以前は基準が製造しているところでバラバラだったようですが、最近ではUMFに統一されつつあるようです。
UMFは、マヌカハニーをフェノール水溶液の濃度に換算した値で、消毒力の強さを示しています。
蜂蜜にはもともと、消毒効果がありますが、通常その効果は体内に入ると消えます。
しかし、マヌカハニーは体内に入ってもその効果が持続するということで、健康食品として重宝されるようになりました。
UMF10+というのは、フェノール水濃度10%と同等の消毒力がある、ということを意味します。
一般の消毒液の濃度は2~3%程度らしいので、その消毒力たるや、驚きですよね…
(消毒力がすごい!と言っても味も見た目もただのはちみつなんで心配は要りませんが!)
UMF値と実際に使用してみての効果の比較を下に書いておきます。
効果はややマイルド。お試し用にはいいかも。
効果が切れるまでが15+に比べて早い。
味は15+よりも普通のはちみつに近く、食べやすい。
最初に母が祖母から勧められた濃度。現在も愛用中。
効果と値段の釣り合いが一番取れているので普段使いに向く。
普通のはちみつと違い、大量に摂取するには向かない濃~い味がする。
20+以上のものは試していませんが、15+でも前述の通り半日程度効果が持続しますので、15+でも十分効果を感じられる人は無理に高いものを買う必要はないかと。
マヌカハニーはアレルギー症状以外にも使える
これまでアレルギー症状に対して効果的だとご紹介してきたマヌカハニーですが、
じつはアレルギー症状以外にも効果を発揮してくれるので、意外と日常生活で出番は多いです。
以下、実例をいくつか紹介します。
マヌカハニーのその他の効果1:口内炎に効く
まず効果1つ目。
口内炎に対しても効果を発揮します。
口内炎ができたところに、かるく塗りこむようにしてマヌカハニーを舐めておくと、治りが早いんです。
口内炎の薬に比べてただのはちみつなので、うっかり舐めてしまっても問題がないというのも利点。
薬と違って舐めてもおいしいですしね!
マヌカハニーのその他の効果2:舌の火傷に効く
効果その2。
舌の火傷に効きます。
たこ焼きやラーメンなど、熱いものを食べたあと、舌をやけどすることってあると思うんですが、
この状態の時にマヌカハニーを舌の火傷したところに塗りこむようにして舐めておくと、こちらも治りが早い。
長引くとひりひりして案外辛いですからね、助かります。
マヌカハニーのその他の効果3:風邪の引きはじめに効く
効果その3。
風邪の引き始めに舐めておくと、喉の痛みに効きます。
風邪薬と違って抜本的解決にはなりませんが、舐めておくと喉の痛みに効果的です。
薬ではないので併用しても問題ありませんしね!
本格的に風邪を引いた時でも、喉に症状があるなら舐めると効くかもしれません。まだ試してないですが。
おすすめのマヌカハニー
マヌカハニーの効果が着目されだしてから、いろいろな種類のものが販売されるようになりましたが、
我が家では今のところ「マヌカハニー MGO 250+ (UMF16+相当) 」という青いラベルのマヌカハニーを使っています。
eマヌカ.COMといったマヌカハニー専門ショップのほか、Amazonでも送料無料で買えますし、自然派食品系のお店ならもしかすると店頭でも売っているかもしれません。
初めてマヌカハニーを試したのは前述の祖母が使っていたという「ヴェーダヴィ」というところの「ヴェーダヴィ マヌカハニー TA15+(現在はMG300+表記)」だったんですが、
北海道には扱っている実店舗がなく、通販も「TA15+」のものだけ在庫切れが続いていたので、別のものを探すことになり、
だいたい同じ価格と等級だと思われる「マヌカハニー MGO 250+ (UMF16+相当) 」に切り替えたという事情があります。
効き目的には劣るようなこともなく、普通に使えています。
近所の輸入食品屋では「ハニーバレー」というブランドのものが売られていたので、今度こちらも試してみようと思います。
以前ヴェーダヴィで濃度(?)の薄い「10」というものを試した所効き目が若干弱い感じだったので、私的には15くらいがちょうどいいのかもしれません。
このあたりは、症状のひどさに応じて買う等級を調整してみてください。
※2018/1追記
ヴェーダヴィのマヌカハニーも徐々に入手できる範囲が広がってきたみたいです。
札幌近郊ですと、地下街オーロラタウンの「パウダーパレット」さんは常時入荷しているそうなので、送料にお困りの道民の方はぜひ。
やはり質&味がいいので、在庫があるならちょっと高くてもヴェーダヴィのものをおすすめします。我が家もヴェーダヴィに戻りました。
【追記】マヌカハニー、在庫切れの時期
上記のパウダーパレットの店員さんに聞いた話ですが、マヌカハニーは南半球で作られている影響もあって、夏場は在庫切れを起こしやすいそうです。
(生産地が冬になるため)
ですので、常用する場合は、初夏に多少多めに買っておくと安心とのことでした。
秋~冬になるとまた在庫が復活してくるそうなので、夏場に在庫が無くても慌てなくて大丈夫です。
*謝辞
本記事のアイキャッチ画像の写真は「HP素材のおすそわけ。高解像度写真配布所。」さんからお借りしました。
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