イラスト、小説、漫画、媒体はともあれ、
とにかく評価されないなら創作活動自体をしたくない、と考えたことはないだろうか。
評価=モチベの構図
例に漏れず自分もその一人で、書いているものが誰一人の反応もなかった場合、極端にやる気をなくしてしまう。
早い話が、創作のやる気を他者の評価に依存している。
欲しい評価はわかりやすく、「ええやん」とか、「萌えるwww」くらいの軽いものでいいのだ。
(いやもちろんそれ以上の感想を貰えたら嬉しいに越したことはないし舞い上がって喜ぶが)
べつにランキング入りしたいだとか通知が鳴り止まない有名人になりたいだとかそこまでのものは求めていない。
とにかくなんでもいいから肯定的な反応が欲しい。
子供が描いた絵を親に見せに来るのとまったく同じ心理である。
どうもそこから進化していないということらしい。(マズローの欲求5段階説で言えば「承認の欲求」の段階から「自己実現の欲求」に移行出来ていない状態なのだろう)
当然、好きだから、これが描きたいからという理由で描いている創作者に勝てるはずもない。
これ描きたい!と思っても、反応が見込めなければ尻込みするし、いざ描いて反応がなければ次を描くやる気はしばらく奪われる。
もちろん、ジャンル柄やキャラクターのチョイスによる評価のされなさは、ネット創作SNS界隈において非常に大きなウェイトを占めているだろう。
けれども、「マイナーだからそもそも評価しに来る人自体も少ないのだ」と頭でわかっていても、評価ゼロ=自分の無価値さに繋げてしまう思考回路はなかなか治るものでもない。
評価されないとやる気が出ない人間が創作を続けるには
ではどうすればいいか。
評価されないとやる気がでないのだから、単純に言えば評価してくれる人を見つけるに限る。
加えて、ピクシブなど大手SNSは多くの人の目に留まりやすい反面、流れていきやすく、
「高評価のもののみが再度評価を受けやすい仕組みになっている」ということを予め念頭に入れておくと、評価されなかった際の比較的メンタルダメージは軽くて済む。
(Twitterの「最近の重要な呟き」とか)
ランカーになりたい、のような大志を抱く人は別として、そうでなく筆者のように「とりあえずなんでもいいから肯定的な反応がほしい」状態なら、いっそ肯定的な反応をくれる人にクローズドで見せる、というのは一つの方法である。
「衆目に晒して評価を得られなかった」というマイナスより、「○○さんに見せたらウケた」というプラスのほうが、たとえささやかだろうがプラスはプラスだ。
クローズド環境で見せれば、いいねの数を、上手い人と比較して激凹みすることもない。
餌が無く飢えて書けなくなるよりはマシだ。
内から意欲が湧き上がるタイプの創作者になるまでは、公開する場を選んだほうがいいのかもしれない。