ウェブデザイン技能検定2級 学科・実技試験勉強法と試験当日の流れ

コツ・豆知識・メモ/

2021年11月の回で受験し、合格したのでその時の勉強の仕方と当日の流れを書き留めておきます。

ウェブデザイン技能検定とは

HTMLやCSSなどのウェブサイトのコーディングとそのデザインについての基礎知識を問う、国家試験

サーティファイ等の民間の資格ではなく国家試験という扱いで、2022年現在更新制度はない取り切り制。

試験範囲が広いためか専門学校等ではあまり受験者が多くないらしい。

実施されるようになって10年以上は経つようだが、知名度は低い。

これを取ったから就職できるとか、強力なアピールになるというわけではないが、「最低限のウェブサイト制作の知識・技量がある」という実力の証明にはなる。

似た国家試験に基本情報技術者試験があるが、あちらはエンジニア、プログラマ志望者向け。

ウェブデザイン技能検定はウェブ技術に特化しているので、ロジカルな設計や計算など内部処理的な話は出題傾向として比重が軽め。

2022年度から、実技試験の割引対象が「25歳未満のウェブ関連在職者」に変更になっている。

※令和4年度第1回試験より、試験実施年度の4月1日において25歳未満の在職者の方は実技試験の受検手数料が減免となります。
(雇用保険被保険者が対象です。個人事業主、社長、役員、監査役、学生は対象外)

ウェブデザイン技能検定公式サイト 受験手数料のページより

ただし、島根県については独自ですべての「35歳未満の受検者」がこれまで通りの受験料になるよう支援を行うとの告知がある。詳しくは島根県の該当のページへ。

試験範囲と勉強方法

とにかく試験範囲が広い。

ウェブ関連の仕事をしながら1年ほど勉強しつつ、集中して試験対策をしたのは直前の2カ月ほど。
仕事終わりに以下の学習を1~2時間くらい平日に行った。

  1. 過去問を解く
  2. 間違えた問題を調べながら復習
  3. 別の回の過去問を解く
  4. 間違えた問題を調べながら復習
  5. 一度やったことのある過去問を解いて、どれくらいわかるようになったかチェック

試験要項に記載されているバージョン(ドラフト)のHTML・CSSをベースに出題されるので、事前に試験要項をきちんと確認しておくこと。

また、用語の問題は重点となるポイントが絞られているので頻出問題を重点的に暗記しておくのがおすすめ。

学科の出題内容としては普段ウェブサイトづくりや運営に関わっている人なら、いつも使う知識を少し補強してやる程度で十分解ける。PHPやJavascriptの問題も出題されるが、数は多くない。

実技で出題される問題は毎年ほぼ同じのため、絶版になっている古い過去問の古い部分だけ現在の技術に置き換えて作業に慣れておいたらそこまでハードルの高いものでもなかった。

実技の時のテキストエディタはSublimeTextか、VScodeを推奨(よく使うコードの推測入力機能があるので)。また、HTML開始宣言やheadタグなど最低限の構造はあらかじめ用意されていた。

ナビゲーションパーツ画像作成の問題で視認性のためのコントラストが確保を求められるので、あらかじめ自分で使用する色を決め打ちしておくと会場で困らない。

例:黒背景(#000000)に赤文字、白背景(#ffffff)に青(#0000ff)など。

Adobeソフトが使えるなら、アニメーションバナーの作成はPhotoshopを使うGIF形式を選ぶほうが圧倒的に楽。Javascriptでの回答も一応出来るみたいだが…

ロールオーバーで変化する画像の作成は、HTMLタグにonmouseover属性を付ける方法でやるのが楽。(HTML側にJavascript機能を付与していることになるので回答の条件を満たしている)

実技の作業問題5番は例年フォーム作成またはJavascriptの選択問題だが、あきらかにJavascriptのほうが楽なのでよほどフォーム作成に精通しているとかでもない限りはJavascript選択でいいと思う。

Javascriptの問題で指示されるのはHTML・CSSの構造と反映のされ方を知っていれば解ける内容なので、コツを掴んでいれば戸惑いにくい。(visibility:hiddenとdisplay:noneの違いなど)

なお、2022年5月現在、2級については実技試験の模範解答を掲載している過去問題が存在しないため、(Flashが現役だった頃なので)古い内容にはなるが絶版している2級の過去問題集を入手できるなら見ておくと参考にはなる。

1~3級全てそうなんだけど、実技試験の模範解答のほうもできれば公開してほしいんだよなぁ…

受ける人が多くないためか、基本情報技術者試験とかと比べると「試験対策」として使える情報が、公式サイトで公開されている「過去問」(しかも3回分より前は掲載を下げられてしまう)くらいしかない。

(逆に言えば、ネット検索と過去問さえ使いこなせるならかなりリーズナブルに勉強が済んでしまう)

試験当日の流れ

会場によって異なるが、待合スペースがない会場の場合は廊下で待ってるしかないのであまり早く行き過ぎるのも考えもの。

十分に準備していけば、試験時間はそこまでカツカツだった印象はない。

途中退室も可能。

自分はどちらも途中退室するくらいには時間が余ったが、途中退出者は実技のほうが少なかった印象。