サバなどの青魚は、健康によいとされるオメガ3脂肪酸(DHA、EPA)が含まれていることから、厚生労働省も積極的に摂ることを薦めています。
ただ、生の魚は調理に手間がかかるうえ、値段もそこまで安くないことから、年代を問わず魚離れは進む一方。
食べたくても面倒でなかなか手がでない…そんな難点も、缶詰ならば問題になりません。
値段も生のものに比べて比較的安価ですし、まるごと調理されているので骨も食べられて栄養を逃しません。
なにより、旬を厭わず年中食べることが出来るのがいいですよね。筆者も度々お世話になっています。
そんな鯖の缶詰の使いみちとして、料理があまり得意でない人でもお手軽&簡単に作れる味噌汁のレシピをご紹介します。
さっそく、材料と作り方を見ていきましょう。
材料と用意するもの
- パウチのカット済みタケノコ(国産だとなおGOOD)
- サバの水煮缶(メーカーはマルハがおすすめ!ちょっと高いがそのまま食べても美味しい)
- 味噌(白味噌系ではないものがおすすめ)
- 人数分の水が入る鍋
- お玉と菜箸(さばをほぐす、味噌を溶かす用)
作り方の手順
- 鍋に水を必要量入れる(必要量は下記のコツを使うと計量カップなしで楽に計れます)
- 鯖缶とタケノコを投入
- 鯖の身を少しほぐす
- 煮立ったら弱火or火を止めて味噌を溶く
- 最後にお好みでネギを入れて完成!
作り方のコツ
材料と作り方は以上の通りで本当に簡単に完成してしまいますが、これから書くコツを実践していただくとより美味しく仕上がります。
・たけのこを小さめにカットする
お好みになりますが、小ぶりなほうが味がよく通ります。大きすぎると歯ごたえはありますが、味が水っぽいです。
材料のところではより簡単なレシピにするためにカット済みタケノコと書きましたが、もちろんカットしていないタケノコを買ってきて好きなサイズに切るのもOK。
・鯖の身をほぐすときはほぐしすぎないように!
煮ている間にある程度自然と崩れるので、やりすぎるとサバがバラバラになってしまいます。
・水の量を適量計るには味噌汁椀でOK
いつも味噌汁を飲む時に使っているおわんに、飲みたい量の水をいれて、飲みたい杯数回鍋にいれる。
この方法なら「ナントカml」とか計らなくていいので、私のような人数分の計量が苦手な人やズボラさんにもやりやすいです。
・たくさん作る場合は鯖水煮缶を複数個いれること
鯖水煮缶が出汁のかわりを果たしているので水の量に対して少ないと、味噌が足りていても味が物足りなくなります。
・味が薄いかな?と思ったらちょっと時間を置く
作ってから少し(5~15分くらい)置くと味がなじむので、作ってすぐに味が薄い!と感じても味を足すのはちょっと待ったほうが良いかも。
鯖水煮缶と筍の味噌汁は長野県の料理?
今回ご紹介したレシピは、筆者の母がラジオで聞いたのをもとにして作ったものです。
どこが由来なんだろう?と思ってネットで調べてみると、どうやらもともとは長野県北部(北信地方)の料理のよう。
海に接する箇所がない県である長野の人たちが魚を摂るための貴重な手段だったらしく、そう言われると納得。
また、元のレシピではタケノコは根曲がり竹(細く縦長の筍。メンマの代わりにラーメンに入れたりする)を使う模様です。
Youtubeには長野県須坂市の公認ポータルサイト「いけいけすざか」さんが公開している作り方動画もあります。
文章だけだと分かりづらい人はこちらも参考にしてみてください。(酒は入れなくても作れます!)
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◆参考URL
サバ水煮缶のみそ汁!ケンミンショー 海なし長野県の魚介グルメのレシピ! 9月14日(リンク切れ)
簡単なのに意外と美味しい 長野県民に聞いた「サバ缶の味噌汁」
本当に手軽に作れるので、味噌汁の具を考えるのに困った時や、手間はかけたくないけど魚が食べたい!と思った時にぜひお試しください!
鯖水煮のおかげで軽い1品のおかずとしても使えますよ!
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