
大容量のポータブル音楽プレイヤーとして、未だに愛用者の多いiPod Classic。
iPod Classicは通常、オーディオ端子による接続からしか再生できないですが、
ワイヤレスオーディオトランスミッターと呼ばれる端末を接続することで、ワイヤレス(Bluetooth)化ができます。
ネットでも、
・愛用のiPod ClassicをBluetooth化して、ワイヤレスでスピーカー再生させる
・iPod classicでBluetoothを使おう~Inateck Bluetoothレシーバー&トランスミッター購入
といった実践記事もあり、導入も簡単です。
今回は、これらの記事を元に実際に導入した記録と、音量の注意点についてまとめておきます。
iPod Classic:120GBモデル(第6.5世代)
接続に使用したヘッドホン:SONY WH-1000XM2
iPod ClassicをBluetooth対応にするには
iPod ClassicをBluetooth機器で視聴可能にするには、Bluetoothオーディオトランスミッターと呼ばれる端末を用意する必要があります。
オーディオトランスミッターには、受信のみのものと、発信・受信両方ができるものがありますが、発信を使ってBluetooth化する都合上、両方できるものを購入してください。
受信のみのもの:レシーバー
受信・発信もいけるもの:レシーバー・トランスミッター
という名称で書かれていることが多いです。
一番導入が手っ取り早いのは「Inateck」製などのワイヤレスオーディオトランスミッターです。
導入例もネットでまとめてくれている人が複数おり、つまづきにくいです。
購入の際は使いたいヘッドホン等のBluetoothバージョン(4.1など)と、音楽通信規格(aptXなど)が対応しているか確認しておくと安心です。
ワイヤレス化できる理由と仕組み
なぜそのオーディオトランスミッターをつけるとBluetooth化できるかについて簡単に説明します。
- 大前提:Bluetooth機器はヘッドホンなどが受信側、オーディオ機器が発信側
- オーディオ機器であるiPod Classicにオーディオトランスミッターを接続することでBluetooth信号の発信が可能になる
- 結果、Bluetoothによる無線通信が可能になる
専門家じゃないので、基本的な仕組みについてだけですが、おおむねこんな感じです。
仕組みを読んでいただければ分かるかと思いますが、オーディオトランスミッターをつけると、
iPod ClassicだけでなくBluetooth機能のついていないPCを発信源として、楽曲を楽しむといった使い方もできます。
Inateckワイヤレスオーディオトランスミッターの使い方
各部とボタン

オーディオケーブル差込口横のミニUSB-USB端子が充電ケーブルです。
オーディオケーブルはふだん有線ヘッドホンとかに刺すやつで、専用の短いものが1本付属してきます。
電源ボタンは長押しすると起動します。
数秒で付くと書いてありますが、体感時間的に結構かかる気がするので付くまでは押してたほうが安心。

電源ボタン付近にはRXとTXという表記があります。
それぞれRXが受信・TXが発信です。
今回は、オーディオ機器を発信側にしたいので、TX側にしておきます。
iPod Classicとの接続方法

接続方法は簡単で、オーディオケーブル同士でiPod Classicとくっつけるだけです。
トランスミッター側に接続する端子が決まっているようなので、
付属の説明書を読んで間違えないように付けてください。
ヘッドホンとの接続方法と起動の仕方
十分充電がおわったら、いよいよヘッドホンと接続して実際に使ってみましょう。
- Inateckワイヤレスオーディオトランスミッターを起動
- 電源ボタンをダブルクリック(接続待機モードに)
- ヘッドホンをBluetooth機器登録モード(ペアリングモード)で起動
- 5秒ほどすると接続が完了、楽曲再生されるのを確認
これで完了です。
気になる接続状況は、ワイヤレスなので時々通信が遅延することがありますが、
音楽視聴に問題の出るレベルではないです。
ただ、万引き防止用ゲートや電車の架線の近くなど、電波にかかわるものの近くではノイズが乗ることがあります。
こればっかりはどうしようもなさそう。
(自宅のWi-Fi環境の中では今の所ノイズが乗ったことはありません)
ちなみにInateckワイヤレスオーディオトランスミッターは現在発売を終了してたようです。
現在は他社の類似品のみ販売中のようです。
ただ、おそらく仕組みとしては同じなので、同様の使い方が出来ると思います。

音量が小さすぎる時の対処法
iPod Classicを接続できた!やった!となった後に気がついたのですが、音量がどうも聞き取れないくらいに小さかったんですよね。
というわけで、その調整の仕方についても書いておきます。
iPod Classic側の音量を上げる
まず簡単な調整方法1つ目が、iPod Classic側の音量を上げること。
筆者は音量マックスより少し小さいくらいまで上げています。
(かなり大きい)
マックスにしてしまうと、音源によっては音割れしてしまうので注意です。
ヘッドホン側の音量を上げる
次に、ヘッドホン側の音量を上げることでも対処は可能です。
ただし、ヘッドホン側に音量調節機能がない場合は無理なので、ヘッドホン次第といったところ。
注意したいのは、同じヘッドホンを別の機器(スマホとか)に接続すると、音量設定が保持されている場合があるので、
iPod Classicに適した音量では他の機器で耳を痛める爆音になってしまっていることがあります。
くれぐれもご注意を。
オーディオトランスミッター側のペアリング履歴をリセットする
まれに、初期不良?等でオーディオトランスミッター側の音量設定がおかしくなる時があるそうなので、
その場合はオーディオトランスミッター側をリセットしてみてください。
RXモードでスピーカーに接続したのですが、音量がほとんど聞こえないほどになってしまうのですがなぜでしょうか?
(中略)*.RXモードペアリング履歴を削除する方法
1. RXモードで電源をOFFにします。
Inateckによる公式回答|Amazon/Inateck Bluetoothワイヤレスオーディオトランスミッター BR1003販売ページ
2. 3秒後にTXモードに切り替えて、電源を入れて、そして電源を消してください。
3. それから3秒後に、もう一度RXモードに戻って、電源をONにします。
ワイヤレス化で快適iPod Classic生活
今回の導入で大容量のiPod Classicをワイヤレスで持ち歩けるようになり、めちゃめちゃ便利になりました。
コード断線による買い替えのトラブルなんかもなくなるのでめちゃくちゃ快適です。
ただ、デメリットを上げるとすればオーディオトランスミッターを落とさないように気をつけないといけないことでしょうか。
にしても本体が小さいので、プレイリスト再生などにしてかばんにでも入れておけば無くす心配もほとんどありません。
とにかく快適です!
[2024]iPod Classicが壊れたら…ウォークマンに乗り換えたので比較してみました
その後、バッテリーの持ちが悪くなってきたためウォークマンに乗り換えました。
違いや使用感、ウォークマン以外の乗り換え先候補についてまとめています。