自分の感情がよく分からないのは親の感情の子守をさせられて育ったからかもしれない話

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子供が親の感情の子守をさせられる。
いわゆるアダルトチルドレン(AC)などの文脈においてしばしば目にするこの表現。
自分にも思い当たることがあり、考えさせられるところがあったのでつらつらとまとめてみます。

自分の感情がわからないという問題

お恥ずかしい話ですが、私は自分の感情がよくわかりません。
いえ、わからないといっても、「楽しい」とか「ツライ」とかはありますし、感情が動いている事自体はわかっているのです。
わかっています、そう、頭では。

なんですけど、どうも自然ではないというか。
頭ではなく心では「快」と「不快」くらいの区別しかつけられなく、それが自分の心に「いいもの」なのかどうなのか、「本当に喜んでいるのか」というところがわからない。
お陰様で、心から楽しそうにしている人や、自然体で振る舞っている人を見ると、不思議で仕方がなかったのです。
なんでそんなに自然にしていられるのか、と。

同時に、自分で自分の核のようなものがわからなくなっているこの状態は「なにかおかしい」と思いました。
また、心理検査を受けた結果に「自分の不調に理性(頭・潜在意識)で気づきづらく、身体に出る」とあったのも気になっていて、
私の悪い癖なのですが…こうなった原因探しを始めたというわけです。
(情動よりも理論を優先するクセがあるみたいです)

いろいろ考えてみた結果、一番見たくない結果にたどり着きました。
なんでこんなにぎこちないマリオネットみたいになってしまったのか、原因はもしかして一番身近な「感情的な人」にあるのではないか、と。

親の感情の子守をさせられていることに気づけない

私にとって一番身近な感情的な人は「母親」でした。
過去形で言っていますが、現在も一緒に住んでいるので実は現在進行系です。
(むしろ更年期?で悪化してきている気がする)

でも、彼女が感情的な人であることに気づいたのはつい最近のことです。
それまでは、彼女は理性的であり、感情的なのは私の方であると何の疑いもなく信じていました。
というのも、小学校高学年くらいからずっと、私は母に「愚痴っぽい」「わがまま」「感情的」と言われてきたからです。
それを冷静に第三者的に指摘してくれるほど距離の近い友人もあまりいなかったり、いたとしても母親の浴びせる言葉の頻度にかなうはずもなく「自分はそういう感じなのか…」と信じたまま、学生時代を過ごしました。
よくあることですが、自己肯定感の低下もセットでついてきました。

ところが、いつ頃だったからかは思い出せないですが(大学を出た後くらい?)、露骨な支配型の毒親を抱えている方と、とても健全な親のもとで育った方の2者と同時にツイッターで知り合う機会があり、
それを見ていたことが、「私がおかしいとおもっていたけれど、おかしいのは親のほうだったのか?」と思い始めるきっかけになりました。

そこへきて初めて、「もしかして、私一人がおかしいわけではないのでは?」「親の側にも問題があったのでは?」と思いました。
それまでは100%自分が問題だったと思っていたので青天の霹靂です。

思い返してみれば、父親に対する愚痴だったり、自分のツライこと(子育て)だったり、愚痴が多いのは向こうも同じでした。
機嫌や自分ルールで前言っていたことがころっとかわり、混乱させられることも多かったです。(家事を教わる時とか)
認めるのはすごく嫌ですが、根本的に似てるんでしょうね。

問題なのは、これらの「人を振り回す行為」=感情の子守を、お互い無自覚で10数年もやらせたりやらされたりしていたということ。
とくに、小学校高学年になり、大人とある程度会話が通じるようになったからと言ってそれくらいの年齢ではまだ大人同士がやるような愚痴の聞き合いにはなりません。
なにより子供と親では、逃げ場がありません。
「つらいなら聞いてあげたい」のが子供の心情ですし、仮に聞きたくないと思っていても、感情的な親であれば「聞きたくない」という意思表示を受け取ってくれないのです。
(実際、スルーして黙っていても延々と愚痴り続けるので、沈黙に耐えられずについ反応してしまう→ますます愚痴りだすという悪循環)

こちらの感情を無視していつやってくるかわからない嵐をしのいでいるような状況です。
私が心底楽しんで興奮していたりすると、揶揄しているように「楽しそうだね」と言われるので、次第に楽しそうにしているのも見せたくなくなりました。
そうしていたら、いつもなんだか暗い気分になっていきました。
いつも向こうの感情が荒れていないかピリピリしているので、自分の感情にまで気を配っている余裕がなくなってしまった結果が、
「自分の感情がよくわからない」ということなのかもしれません。

少しずつでも、よくなりたい

親という立場を用いて上から言葉で殴ってくるのに抵抗する術を持たないのは今も変わりませんが、「私が100%悪いわけではない」と気づけただけでも進歩なのかな、と考えています。
一人暮らしでもして物理的に距離を離せばおそらくかなり楽にはなると思うのですが、経済的に依存している部分がある&メンタル系に問題を抱えているので、せめて心理的な距離を取りたいところ。

そろそろ、課題の分離を行って親の感情に飲まれること無く、「自分の感情の子守」をして、じわじわと気力を取り戻して行きたいと思う師走の日です。

似たようなことで悩んでいる方や、「感情がわからない感」に悩まされている人の手がかりになれば嬉しいです。

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