TSUKUMOのG-GEARにSSD・HHD(SATA)を増設する方法

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TSUKUMOのG-GEARにSSD・HHD(SATA)を増設

TSUKUMOのBTOパソコン、ex.Computerのゲーミング系ブランド「G-GEAR」本体に、一般的なSATAタイプのSSD・HDDを増設するための物理的な作業についてまとめました。

G-GEARは店頭限定のお持ち帰り特価品(カスタマイズ注文不可)にいい感じのものが多いのですが、ハードディスク容量が少なかったりすることがあります。
そういった際に容量を増やすには外付けハードディスクか、内蔵ハードディスクを買ってきて増設することになります。

お店で頼むこともできますが、全然難しい作業ではないので自力でやるほうがパーツ代のみしか掛からないのでお得です。
用意するものとやり方について写真入りでPCパーツなんて触ったことがない!という人にもわかりやすく解説します。

購入後にハードディスクの増設や入れ替えを行うと、メーカー保証対象外になる場合が多いです。
保証の範疇にしておきたい場合は購入時にカスタマイズで増設してください。

SSDやHDD増設に必要なもの

増設したいSSD、HDD本体

HDDは3.5インチサイズがおすすめです。2.5インチサイズもありますが、ノートPC向け。
TSUKUMO店頭で時々びっくりするほどのセール価格になっていることがあります。
パソコンを買うタイミングで売られていないかチェックしておくといいかもしれません。
(超お買い得価格のセール品はネットの告知やチラシにも載ってないことが多いです)

SSDには「M.2スロット」と呼ばれる場所に差し込む板状のケーブルレスタイプもありますが、こちらは取り付け方も位置も違うので、今回のやり方(SATA形式での接続)の場合は間違って買わないように注意しましょう。

SATA接続ケーブル

マザーボードのSATA口とつなぐためのケーブル。
ラッチとよばれる金属ロックがついているものと、ついていない普通のものがありますがお好みで選んでOK。

片方が下L字型になっているタイプのものを選ぶと配線の際にごちゃつきにくいです。
長さは30cm~70cmくらいまでラインナップがありますが、50cmだと結構余ります。
スロットのどこに設置するかによりますが、35~45cmくらいがおすすめです。

ツクモの店頭にはアイネックス製のケーブルがだいたい売っているので本体購入と同時に増設したい場合はそれを買えばOKです。
値段は1本750円~900円くらいです。

SSDのSATAケーブル

SSDサイズ変換マウンタや固定台は不要

G-GEARにはもとからSSDサイズ(2.5インチ)のドライブベイやHDDを固定するパーツが備わっているので、これらを購入する必要はありません。

本体と接続ケーブルを買えばOKです。

SSDやHDD増設をするときにあると便利なもの

結束バンド

何台か接続する場合、結束バンドがあるとPC本体内部のケーブルをまとめておけるので便利です。
こちらもショートタイプが200円、ロングタイプが25本入り300円くらいで売っています。

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エアダスター

元から使っているPCに新しく増設を行う場合、パソコン内部にホコリが溜まっている場合があります。
エアダスターと掃除機を用意して十分にホコリを除去してから増設を行うのがおすすめです。

G-GEARのSSD、HDDスロットはどこにある?

HDD・SSDのスロットベイ位置
2015年や2019年のモデルだと、後方の横向きにスロットがあります。
あらかじめ増設が可能なように、SSD4つ、HDD4つ分設けられています。

作業のやり方

G-GEAR本体からマウンタ(固定しておくパーツ)を抜き出す

SSDの場合:力づくで左右に広げて4つのプラ突起をはめて固定

HDDの場合:左右にプラネジ+ゴムパーツがあるのでそれを取り外して台にのせ、もう一度装着する

HDDのマウンタ接続

台に固定したSSD、HDDに電源ケーブルとマザーボード接続用ケーブルをつなぐ

電源ケーブル(幅の広いほう)が左、マザーボード接続(小さいほう)のケーブルが右です。

電源ケーブル・SATAケーブル
電源ケーブルは電源から伸びているものに余りがあるはずなので、それを刺します。
ケーブルの長さや方向によってはOSの入っているドライブの電源ケーブルの位置を差し替える場合があります。

SATAケーブルはマザーボード側にもつなぎます。
場所はマザーボードによって異なりますが、「SATA」と書かれている場所です。
基本的には、はじめから刺さっているOSが搭載されたHDDが接続されているケーブルの横に余っているスロットがあるはずです。

SATAケーブルの位置

PC本体ケースの空きスロットに差し込む

ケーブルの長さや取り回しによって差し込む位置は変えましょう。
ドライブベイに刺したら一度起動して、保存領域として使えるように作業し、フタを閉じて完了です。

保存領域として使えるようにするには?

追加したドライブを保存領域として使えるようにするにはPC上で手順が必要です。
※電源を付けてからの作業になります

Windows10の場合は、左下のウインドウズマークを右クリックして「ディスクの管理」を起動し、新しく追加したドライブをフォーマット&ドライブ名を付けてやります。
※「ディスクの管理」はWindowsキー+Xキーのショートカットからも起動できます。

新しく追加されたドライブは「未割り当て」になっていますので、これを右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選び、メニューを起動します。

ドライブの形式を聞かれた場合、最大容量が2TB未満ならば「MBR」形式、2TBを超えるようなら「GPT」形式を選択してください。
(2TB未満でもGPT形式を選択できますが、Windows7以降かつ64bit版でしか使用できません)

フォーマット形式は特別な理由がない場合は通常「NTFS」を選びます。
「クイックフォーマットする」のチェックはつけっぱなしでOKです。

「ドライブ文字を割り当てる」で指定したアルファベットがそのドライブの名前になります。(例でいうと、OSの入っているCドライブの「C」の部分にあたります)

フォーマット作業が完了すると、追加したドライブがエクスプローラー等に表示され、保存領域として使えるようになります。

新しく追加したドライブから起動させるには?

新しく追加したドライブをOS起動用のドライブとして使いたい(換装)の場合はディスクのクローンやBIOS画面でドライブの読み込み順変更を行う必要があります。

あらかじめ、もともとOSの入っているドライブを、新たにOSのドライブにする方にクローンします。(やり方は以下の記事が詳しいですが、自己責任でお願いします!)

SAMSUNG製SSDの場合はメーカー提供ソフト「Samsung Magician」上でクローンができるので楽です。

クローンが終わったら一度PCを再起動させ、BIOS(UEFI)画面に入ります。

PC起動前にF2キーを押すとBIOS(UEFI)画面に入ることができます。
(1度押しただけだと反応しないことがあるので、連打推奨)

BIOS(UEFI)での読み込み順変更は、G-GEAR製品の場合だと、右下にあるAdvanced Modeで行えます。

BIOSのAdvanced Modeの場所

Advanced Modeの中の「起動」→「ハードドライブのBBSの起動順位」を操作して、起動させたい順に変更してください。

HDDの読み込み順変更

設定が完了したら、PCを起動させます。
問題なく新しいドライブから起動していることを確認できたら作業完了です。

もともとOSの入っていたドライブは、念のためしばらくはOSの部分の容量(「システムにより予約済み」という名前)を消さないようにしましょう。

※ただし、何かあってもリカバリーディスクでクリーンインストールすればいいし、データのバックアップも完璧だという場合はこの限りではありません。

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