真田丸での今後の北条家の扱いが心配-「冤罪「北条氏政の汁かけ飯」」支援

真田丸の北条家

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私も毎回楽しく視聴しているNHKの大河ドラマ「真田丸」。
出浦昌相の溢れ出る色気や格好良さだったり、会話の軽妙さだったり、毎週飽きさせない仕掛けがあり、楽しいですよね。
「その武将らしさ」のツボを押さえていることもあって、いつもは口うるさい(?)戦国ファンにも好評な事が多いようです。
ただし、北条家に関する部分については、以前からも「うーん」と思っていましたが、どうやら危惧が現実のものとなりつつある感じがします。

真田丸での北条家の扱いの適当さ

というのも、先日、
いつも北条家に関する情報を精力的に発信していらっしゃる、「風なうらみそ~後北条見聞録」管理人のマリコ・ポーロさんのFacebookに、「冤罪「北条氏政の汁かけ飯」」という投稿が公開されていまして。
読んだところ思わず首がもげるほど頷いてしまったのですよ。

こちらは、FBで 初めての全体公開です。▲冤罪「北条氏政の汁かけ飯」▲沼田城の藤田信吉の反乱が描かれず、神流川の戦いが数秒でかたずけられたことは於いておいて・・先日のNHK「趣味どきっ」の小田原の回や、関西の歴史好きとかおっしゃる…

Posted by マリコ ポーロ on 2016年2月22日

本投稿の核心部分について、以下に引用させて頂きます。

こたびの大河で氏政の「汁かけ飯」の逸話は、全国区のお茶の間(←古い?)で有名になってしまいました。

織田信長や伊達政宗や武田信玄や上杉謙信などのファンの方には、たぶん分からないことだと思います。ブログにて始終私が北条氏政の取り上げられ方に百言居士っていることが。

信長や政宗殿や信玄殿や謙信くんは、ドラマでも歴史バラエティー番組でも、大概は渋くてカッコイイ人気俳優さんが演じ、その逸話も虚実取り混ぜても「いい話」ばかりです。ドラマ化されても、ほぼ安心して放映が待たれます。

しかし、北条氏政についてはそんなことはほぼありません。その逸話も虚ばかりで「負」のイメージを世間に拡散するばかりです。

結局は負けてしまった=徳川の時代に存続できなかった家は他にもあまたありますが、ドラマでここまで毎度悪く描かれる人物はあまりないと思います。

私感ですが、それは、北条の次に関東の支配権を握ったのが徳川さんだからです。その徳川さんが、その後秀吉を経て武家の棟梁になり幕府を開いたからだと思うのです。

北条氏政の逸話類は江戸時代に作られたものです。現支配者にとって、前支配はは否定しなければなりません。「ほ~ら、今の領主はいいでしょ~。前よりぜんぜんいいでしょ~。前の領主はこれだけダメだったから、自分がとって変わったのだよ~。」って。

それは徳川さんだけではなく、他の戦国大名たちも同じですよね。

さて、
大河ドラマ「真田丸」のドラマ・ストーリー(NHK出版)を読みました。

大河での、我らがアニキ・北条氏政の扱われ方には毎度期待を裏切られるものがありますが、性懲りもなく、こたびは結構期待していました。だって、三谷幸喜さんは関東の方だし、大層な歴史オタクな方だと思っていたんだものん。が、しかし。

期待しなきゃよかった・・

「ゲームのように戦を楽しむ」
「戦い方は実に狡猾」
「真田を 雑魚(ざこ) と言ったりしている」
「会話の中に昌幸が出てくると、ほほほほ と高笑いする」

まあ、私がここで腹を立てて ハラタツノリ なことを書きまくる必要もないほど北条フリークの皆さまは分かってくださることと存じます。

そもそも北条氏政という人は、戦国武将の中では上品な方だと思うのですよ。足利幕府お取次ぎの家のもう四代目になる御曹司ですからね。

なのに何故いつも下品なキャラクターに設定するのでしょうか?というか、何故いつまでも後世に作られたそのイメージを払拭できないのでしょう?宗瑞(早雲)や氏康はいつもカッコ良く描いてくれるのに。

こちらの投稿、いち北条好きとしては激しく賛同せざるをえません。
本当に。

「真田丸」自体はドラマとして大変面白く視聴していますが、北条家に関する描写に関してだけはどうしても今までの「悪いイメージ」をそのまま踏襲しているように見受けられるのですよね…

これまで悪いイメージで語られることが多かった武田勝頼をああも魅力的に描いたドラマだけに期待していた分、かなり残念です。

マリコ・ポーロさんの投稿があった後の回でも氏政はまだまだ悪役臭しか見えてこない感じの描かれ方をされ続けていますし、氏直に至っては、「未熟な新当主」をアピールするにしたってやり過ぎな感のあるヒステリックな人物として描かれています。

私は北条家では特に氏綱、ついで早雲と氏康が好きですが、もちろん氏政も氏直も好きなのでちょっとこれからの真田丸の展開が不安で仕方ありません…

真田家、とりわけ真田昌幸は北条家の滅亡に大きく関わってくる人物ですし、天正壬午の乱での北条家の描かれ方はその後の滅亡に向けての布石であるとも思いますので、なおさら不安が増します。

「愚かな北条は時流を読み違えて、真田と豊臣に対抗したから自滅して滅んだのだ」という一番最悪のパターンでの小田原合戦の表現がされないことを、祈っています。

(本記事アイキャッチ画像の肖像画は小田原城公式HPの北条五代紹介ページからお借りしました)

コメント欄より:4/11追記

元記事を執筆されたマリコ・ポーロさんより、コメントを頂きました。
上記の記事プラス、新しい見解を含めてまとめを行った記事を更新なさったそうです。

おそらくこちらの記事かと思われます。

「ちょっと真田丸の北条家アレすぎない!?」と思われている北条好き諸氏はあわせてぜひご一読を。

おまけ:北条家好きに安心しておすすめできるゲーム・小説

北条家には2014年にハマったばかりとまだまだひよっこですが、
せっかくですのでこれまで楽しんできた中で北条好きな人にも安心しておすすめできる作品を紹介しておきます。

↑推薦理由:「名君」の一言で片付けられがちな氏康の内面的成長が、綱成との絆を通して語られる。

↑推薦理由:綺麗なだけではない伊勢宗瑞(北条早雲)の魅力が、周辺人物を通じて伝わってくる短編小説集。

推薦理由:斜陽の北条家内部の相剋を、明確な悪役を作らず描いた快作。玉縄北条氏好きだけでなく、里見氏との関係が好きな方にもオススメ。回想でなお力強く存在感を示す氏康も。

↑推薦理由:PK版になり、氏綱の第一次河東一乱、第一次国府台合戦のイベントが追加。氏綱~氏康期好きにオススメ。三郎景虎に絡んだ氏康と氏政のイベントもある。

戦国大戦(ストーリーモード「群雄伝」)


↑推薦理由:こちらも落日期の北条の描かれ方に、悪役を作らない魅力。氏直の心がとても綺麗。

戦国武将姫MURAMASAシリーズ


↑推薦理由:5代が全員揃っているうえ、それぞれ個性がある。北条家が活躍するイベントも。里見義堯との相剋も描かれる。

こちらの北条家好きに安心しておすすめできる作品群は、後日別記事であらためてまとめるかもしれません。
なお、私はプレイしていないのですが、Twitterのフォロワーさんによると「戦魂」というアプリゲームもなかなか良いという噂を聞きました。

あわせまして、北条好きさんならば以下の書籍も熱烈おすすめです。
小田原合戦は豊臣秀吉と真田昌幸による陰謀だったのでは?という面白い説を唱えた本です。

著者の森田善明先生のブログも大変興味深いのでぜひ。

ただし、「北条氏を弁護する論を恣意的に構築しすぎ」との反証もあるようなのでそれ関連の記事も併せてリンクしておきます。参考にどうぞ。

◆こちらもあわせてどうぞ

真田丸2話で勝頼の妻、桂林院(北条夫人)が存在ごとカットされていた件

実は北条贔屓?今更だけど、大河ドラマ「風林火山」を全話見たよ

 

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コメント

    • マリコ・ポーロ
    • 2016年 3月 18日

    友人や歴史師匠方からこちらの記事のことを教えていただきました。妄想だらけの拙ブログをご覧くださり誠にありがとうございます。

    「汁かけ飯」の話が江戸時代に作られた背景についてですが、当初は、こちらで引用されているFBでの書き込みである「次政権である徳川時代の悪意」と妄想しておりました。しかし、その後『武者物語』を読んで、「武家の教訓話のようなものではないだろうか」と考えが変わりました。

    そのことを先日ブログの方に書きましたので、ご覧くださると嬉しいです。また、助かります。

    よろしくお願い申し上げます。

    • 校倉
    • 2016年 4月 11日

    @マリコ・ポーロ
    返信がとても遅くなってすみません!
    コメントありがとうございました、管理人の校倉です。

    武家の教訓話ではないかというお話、たしかに言われてみればそんな感じがしてきますね…
    江戸時代には他にもそういう「滅んだ家の滅んだ時の当主が〇〇だからダメだった」という論調の教訓話がけっこう作られていたという話を読んだことがあるのですが、もしかすると北条氏政の話もそれに近いものかもしれないですね。

    ご紹介いただきましたブログ記事の方を、改めて記事内でご紹介させて頂きました。

    マリコ・ポーロさんのブログはとても北条愛に満ちていてディープな最新情報も詳しく、いつも勉強させていただいています。
    気になる記事があったらまた取り上げさせていただくかもしれません。
    これからも更新楽しみにしております!

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