政宗のいとこ伊達成実が祭神?北海道の札幌琴似神社-北海道の戦国スポット

琴似神社

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明治期の入植者にちなんだ施設が札幌の中心部にはいくつもあります。
そのうちの一つが札幌市西区にある「琴似神社」です。

なんと実はこの神社には、亘理伊達氏の祖である伊達成実が祭神として祀られています。

伊達成実(だてしげざね)は「伊達三傑」とよばれ伊達政宗を支えた重臣として有名な戦国武将です。
(伊達三傑の残り二人は片倉景綱と鬼庭綱元

また、血縁上では伊達政宗の従兄弟でもあります。

↓成実について詳しい専門サイト。

正直驚きました。
まさかこんな近くに戦国時代関連の観光スポットがあるなんて。
札幌に住んでもう10年くらいになりますが、友人に教えてもらうまで全く知りませんでした。

先日実際に行ってきましたので、以下に詳細を書いておきます。

亘理伊達氏ゆかりの琴似神社

琴似神社の位置ですが、札幌市営地下鉄の琴似駅から徒歩で5~10分くらいのところにあります。

本当に普通に街の中にあります。
知らなかったら見落としそう。

kotonijinja00

吹雪の中の訪問だったので、雪まみれの写真ですみません…

kotonijinja01

鳥居をくぐってまっすぐ行き、さらに門をくぐると本殿です。
本殿左手側に社務所がありますので、お守りなどを買う方はこちらで。

一応、現代では伊勢神宮の分社という感じで天照大御神も祀られている神社になっていて、御札もその仕様でした。

kotonijinja02

社殿の作りも伊勢神宮と同じ神明造りのよう。
伊達成実と関連があるということはそこまでアピールしていないようです。

伊達成実が祭神となった理由

内門のところに貼られていた「琴似神社鎮座140周年」の張り紙に、琴似神社の来歴が書かれていました。

kotonijinja03

(↑クリックで拡大。赤字部分に注目)

張り紙によると、琴似に入植してきたのは亘理伊達氏の士族と福島県会津の士族だったそうです。
それぞれが故郷の藩祖かつ祭神として祀られていた伊達成実と保科正之を合わせてお祀りしたのが琴似神社の始まり。

伊達成実の神号は武早智雄神(たけはやちのおかみ)、
保科正之の神号は土津霊神(はにつれいしん)と言うそうです。

やがて屯田兵制度が廃止されると、琴似神社は市民のための神社となり、より一般的な天照大御神や大国主大神などが祀られるようになり、現在の姿になったということでした。

札幌中心部から非常にアクセスがいいスポットですので、近郊にお住まいの伊達好きの方はもちろん、伊達成実観光で北海道に訪れたついでに行ってみてはいかがでしょうか。


そもそもなぜ北海道に伊達氏関連の観光スポットが?

明治時代、まだ開拓の途中であった北海道には、様々な藩から開拓使が入植してきました。
開拓にやってきたのは主に明治維新のゴタゴタで困窮した藩が多かったと言われていますが、伊達氏も数ある入植者たちのうちのひとつでした。

↓当時の事情については「2-2 明治初期の北海道開拓政策」が詳しい

そして現在でも、入植者たちの元いた地域は地名に残るなどして当時の姿を伝えています。

例えば、札幌市の白石区や伊達市など。

伊達氏に詳しい方ならピンと来たかもしれません。
白石は白石城の片倉小十郎の家臣が入植、伊達市のほうは伊達成実を祖とする亘理伊達氏からやってきたことにちなんでその名がつけられたと言われています。

伊達市には開拓関連の博物館などもあり、
なんと実は伊達成実のあの有名な毛虫の前立の鎧はそこに展示されています。
(故郷である宮城県亘理町から一家総出で入植したため、亘理町にはあまり亘理伊達氏の資料が残っていないのだとか)

時代は戻りますが、白老町にも幕末期の伊達氏の陣屋跡があります。
(仙台藩白老元陣屋と呼ばれています)

琴似神社は伊達成実が祭神であるというのみですが、伊達市や白老町の陣屋跡のほうには博物館もあるので、その後の伊達氏が知りたいという方はこちらもぜひ訪れてみてください。
白老の資料館のところには伊達の家紋「竹に雀」の旗が掲げられていて、テンション上がること間違いなしです。

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